イ・サンの最大の政敵は憎き祖母の貞純王后だった!

イ・サンこと正祖(チョンジョ)にとって貞純(チョンスン)王后はどういう存在か。彼女は、立場上は正祖の“祖母”にあたる女性だった。年齢はわずか7歳しか違わないのだが、それは祖父の英祖(ヨンジョ)が65歳のときに14歳の貞純王后を継妃として迎えたからだった。





正祖の判断は?

貞純王后が正祖の父の思悼世子(サドセジャ)を死に追いやる勢力に加担したのは、彼女の父が老論派の高官だったからだ。
その父はすでに他界していたが、正祖は貞純王后の裏工作があまりにひどかったと見なしていた。
心情的には厳罰に処したかった。亡き父の無念さを思うと、正祖は貞純王后が今後も安寧に暮らす姿を見たくなかった。
<この処遇問題ほど難しいものはない。判断を誤るとまた政変になる>
正祖が迷っていると、“貞純王后が断食に入っている”という知らせが届いた。彼もそれを鵜呑みにしたわけではない。“死をかけて処罰に抵抗している”という見せ掛けの断食であることを正祖も見抜いていた。
しかし、世間はそう見なかった。にわかに、貞純王后への同情論が沸き起こってきたのである。そんな“祖母”を正祖が即位してすぐに処罰すれば、反感を買うのは間違いなかった。




<先手を打たれた。さすがに一筋縄ではいかない人だ……>
悩んだ末に、正祖は貞純王后を不問に付すことにした。やはり、先王の正妻という立場はそれほど“不可侵”であったのだ。
そのかわり、貞純王后の兄である金亀柱(キム・ギュジュ)を遠島に流罪にした。
こうして、正祖は貞純王后を結局は処罰しなかったが、それが果たして良かったのかどうか。
24年の正祖の死に貞純王后が少なからず関与した形跡があったのだが……。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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