過去の記事一覧

  • 甦る三国時代・高麗9/高麗王朝の歴史(前編)

    朝鮮半島の国家のことを英語では「KOREA」と言う。この表記は、高麗王朝が由来となっている。高麗はハングルで「コリョ」と発音するが、この音が元になって「KOREA」という言葉が生まれたのである。つまり、ヨーロッパは高麗を…
  • 甦る三国時代・高麗8/高句麗の滅亡(後編)

    666年、高句麗(コグリョ)に衝撃が走った。なんと、救国の英雄だった淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)が、惜しまれながら息を引き取ったのである。その瞬間が、高句麗の滅亡の始まりだった。 一枚岩になれなかった高句麗 高句…
  • 甦る三国時代・高麗7/高句麗の滅亡(前編)

    高句麗(コグリョ)は、百済(ペクチェ)や新羅(シルラ)と並ぶ古代の大国として知られている。特に、伝統的に騎馬軍団が強く、ドラマ『太王四神記』の主人公だった広開土大王(クァンゲトデワン)が統治した時代(391~412年)に…
  • 甦る三国時代・高麗6/善徳女王の生涯(後編)

    善徳女王は、新羅(シルラ)の学問振興にも並々ならぬ熱意を見せた。640年には、優秀な学生たちを唐に派遣して、唐の有名な学校に入学させてほしいと頼み込んでいる。この時期、唐は多くの優れた儒教学者を都に集めていたので、新羅か…
  • 甦る三国時代・高麗5/善徳女王の生涯(前編)

    676年に朝鮮半島を初めて統一した新羅(シルラ)には、かつて3人の女王が誕生している。順に、善徳(ソンドク)女王、真徳(チンドク)女王、真聖(チンソン)女王である。 小さいころから頭脳明晰 3人の女王の在位期間を見る…
  • 甦る三国時代・高麗4/新羅の歴史(後編)

    三国時代の中でも、新羅の軍勢は強かった。その背景には、兵士の精神面の強化に成果をあげていたという事実がある。その最たるものが花郎(ファラン)精神なのだ。一体、この花郎精神とは何であろうか。 勇敢さと忠誠心 そもそも、…
  • 甦る三国時代・高麗3/新羅の歴史(前編)

    朝鮮半島の南東部に位置する慶州(キョンジュ)は、まるで町全体が重厚な歴史博物館であるかのようだ。新羅(シルラ)というかつての大国は、この慶州の町と切っても切り離せない。なぜなら、新羅は慶州を地盤として後に朝鮮王朝最初の統…
  • 甦る三国時代・高麗2/百済の歴史(後編)

    3世紀の中頃には中央集権的な国家の基盤をしっかり整備し、4世紀後半には朝鮮半島の南岸にまで領土を広げることに成功した。こうして百済は、高句麗、新羅と覇を競う三国時代の一角を担うようになった。 豪華絢爛たる王朝文化 当…
  • 甦る三国時代・高麗1/百済の歴史(前編)

    古代の朝鮮半島において、激しく覇権を争った高句麗(コグリョ)、新羅(シルラ)、百済(ペクチェ)。この3つの国は歴史上で名高い三国時代を形成したが、韓国の時代劇でよく取り上げられているのは高句麗と新羅の2つである。 …
  • “虎”と称されるほど勇猛だった男/朝鮮王朝の人物と歴史42

    金宗瑞(キム・ジョンソ)といえば、首陽(スヤン)大君が6代王・端宗(タンジョン)に圧力をかけていたとき、その端宗を守り抜こうとした男だった。今でも「忠臣の鑑(かがみ)」として記憶されている。 次代の王を補佐で…

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