過去の記事一覧

  • 光海君と仁祖のライバル物語5「失政」

    貞明(チョンミョン)公主は、クーデターの直後には結婚できたが、20歳だったので、当時としては遅い結婚だった。当時のしきたりでは、王女は結婚したらすぐ外に出ることになっているので、外に大きな屋敷を構えた。 無能な王 異…
  • 光海君と仁祖のライバル物語4「大義名分」

    綾陽君(ヌンヤングン/後の仁祖)は仁穆王后の怒りがあまりに大きいので、その場を退散して、また改めて出掛けた。仁穆王后も少し頭を冷やしたようで、「大義名分を出すには条件がある。あの化け物の首を取ってまいれ」と言った。 […
  • 光海君と仁祖のライバル物語3「怨恨」

    光海君は「明は滅亡して後金の時代になる」と予測していた。「明に肩入れするとうちの国もやられてしまう」ということで、やむを得ず援軍を出すときは最小限にして、後金に対して「事情があって明に援軍を出していますが、そちらに逆らう…
  • 光海君と仁祖のライバル物語2「外交」

    宣祖があと5年ほど生きていたら永昌大君が王になっていた可能性が高い。だからこそ、光海君の一派が毒殺したのではないかと言われている。光海君の側近には、悪女として有名な金介屎(キム・ゲシ)という女性がいた。彼女は、典型的な悪…
  • 光海君と仁祖のライバル物語1「即位」

    朝鮮王朝の1592年というと朝鮮出兵であった。豊臣軍が攻めてきた年だ。そのときの王は、14代王・宣祖(ソンジョ)だった。それまでの13代目までは、すべて国王の正室から生まれていて、正統的な王位継承者なのだが、宣祖は側室か…
  • 貞明公主は最期の日々をいかに生きたか(歴史編)

    仁祖が即位してから13年後、1636年12月に朝鮮王朝に最大の危機が訪れた。強国の清が、10万人以上の兵力で攻め入ってきたのだ。そのとき、貞明公主はどのように行動したのか。 [caption id="attachmen…
  • 中宗という国王はこんな人だった!

    中宗(チュンジョン)は燕山君(ヨンサングン)の異母弟で、実母に溺愛されて幸せに育った。一方の燕山君は実母が廃妃のうえに死罪になっており、孤独の中で育った。「同じ成宗(ソンジョン)の息子なのに、なぜこれほど境遇が違うのか」…
  • 朝鮮王朝の王宮にはいつも何人が住んでいたのか?(歴史編)

    王宮の中心に住んでいたのは、もちろん王族です。この人たちが王宮の主役であり、国王・王妃・王子・王女・大妃(国王の母)たちが該当します。他に、国王の側室たちも王宮の後ろのほうに住んでいました。それによって、側室は「後宮」と…
  • 国王になったことが不幸だった5人とは誰か/五大人物史5

    518年続いた朝鮮王朝では27人の国王が統治したが、名君もいれば暴君もいて、さらに暗愚の国王もいた。そうした国王の中で、「即位しなければ良かったのに」と思える人を5人選んでみた。 最初の3人 ◆端宗(タンジョ…
  • 韓国時代劇で一番目立つ5人の主役女性は誰か/五大人物史4

    韓国時代劇は女性を主人公にした作品がたくさんある。それは、朝鮮王朝時代の歴史に残る有名な女性を題材にすることが多いからだ。その中でも、一番目立っている5人の女性を選んでみた。 最強の3人 張禧嬪(チャン・ヒビ…

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