過去の記事一覧
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朝鮮王朝は王を頂点とする中央集権国家だった。王は、政治・経済・軍事・社会のすべてにおいて絶対的な権限を持つ統治者だった。しかし、1人では何もできない。やはり、科挙に合格して出世を果たした優秀な官僚の支えが必要だった。
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「朝鮮王朝実録」は、朝鮮王朝の正式な記録だ。王が亡くなったあとで特別な編集委員会が設けられて、王に関する日記や公式会議を基に、何年もかかって作成された。基本方針として内容の客観性が重視された。しかし、実際には意図的な記述…
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朝鮮王朝では、王や世子が結婚する時期を迎えたら、まず、王家に嫁を出せる身分(貴族階級ともいえる両班〔ヤンバン〕がほとんど)の家に対して「禁婚令」が出され、若い娘の結婚が禁じられました。
敬遠された理由
なぜ、…
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朝鮮通信使は、江戸時代に12回来日している。第1回目の来日は1607年。それ以来、徳川将軍の代替わりの慶事によく日本を訪れた。一行の規模は400~500人。釜山(プサン)を出航してから船で瀬戸内海を通って大阪に上陸し、淀…
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1592年、長く朝鮮王朝の正宮としての役割を果たしてきた景福宮(キョンボックン)が、朝鮮出兵の際に焼失してしまった。戦乱が終わっても、王は住む場所にさえ困るようになった。そんな状況の中で、1617年に建設が始まって162…
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1735年に生まれた思悼世子(サドセジャ)は神童と呼ばれた。喜んだ父の英祖(ヨンジョ)は、思悼世子が10歳のときから政治の表舞台にデビューさせた。これがいけなかった。当時の主流派閥は老論派(ノロンパ)だったが、思悼世子は…
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韓国時代劇『華政(ファジョン)』の主人公になっている貞明(チョンミョン)公主(コンジュ)。彼女は歴史的に「まれなほどの大地主になった王女」として知られる。どのようにして、貞明公主は広大な土地を所有することになったのだろう…
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時代劇『イ・サン』の主人公になったのが22代王の正祖(チョンジョ)だった。朝鮮王朝の正式な歴史書である「朝鮮王朝実録」を読むと、小さい頃から大変な苦労をしていることがよくわかる。
7歳しか違わない祖母
176…
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朝鮮王朝には27人の王がいた。名君から暴君まで様々な人間が王位に就いていたが、一番異質な王を1人だけ挙げろと言われれば、それは25代王・哲宗(チョルチョン)を置いて他にいない。なぜ、彼が異質だったのか。それは、田舎の無学…
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韓国時代劇『オクニョ 運命の女(ひと)』は朝鮮王朝の13代王・明宗(ミョンジョン)の統治時代の話である。しかし、明宗は名ばかりの王だった。実母の文定(ムンジョン)王后が強権を持って官僚たちを牛耳っていたからである。
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