カテゴリー:コラム

  • 「顕徳王后の呪い」とは何か

    甥の端宗(タンジョン)から王位を奪った世祖は、自分が王位に就くために政権内部を血で染めた。どんなに繕(つくろ)っても、彼の行為を正当化することはできないだろう。しかし、民の側から見れば、世祖はものわかりがいい王だった。民…
  • イ・ソジンの主演によって『イ・サン』は名君の一代記として成功した!

    ドラマが持つ「人を動かす力」というものを心から実感させてくれた作品が『イ・サン』でした。このドラマは、見どころが多い時代劇です。特に、激しい党争の中で常に生命の危機を抱えていた主人公のサンが、少しずつ名君に育っていく過程…
  • 傑作『イ・サン』の主役にイ・ソジンが選ばれた理由とは?(特別編)

    朝鮮王朝27人の王の中で名君として尊敬を集める正祖(チョンジョ)の波乱に満ちた生涯を描いた『イ・サン』。この壮大なドラマは、父と子(孫)、母と子、組織におけるリーダーシップ、王がめざすべき政治の根本、永遠の友情、究極の愛…
  • 『100日の郎君様』の設定が本当に興味深い!

    NHKの総合テレビで日曜日の午後11時から放送されている『100日の郎君様』。EXOのD.O.(ディオ)として知られるド・ギョンスがとても印象的な演技を披露していて人気を集めている。 ワクワクする展開! ド・…
  • 『不滅の恋人』が描く時代の史実はどうだった?

    NHKの総合テレビで日曜の夜に放送されている『不滅の恋人』が描く時代は、歴史背景からすると1450年代前半だ。ドラマに登場するイ・ガンは歴史的に首陽大君(スヤンデグン)のことで、イ・フィは安平大君(アンピョンデグン)に該…
  • 兵役が終了したチャン・グンソクの『テバク』が面白い!

    チャン・グンソク主演の『テバク~運命の瞬間(とき)~』。序盤から大いに盛り上げたのが粛宗(スクチョン)に扮したチェ・ミンスと李麟佐(イ・インジャ)を演じたチョン・グァンリョルだった。2人のベテラン俳優に呼応してチャン・グ…
  • 朝鮮王朝時代の王宮にはどのくらいの人が住んでいたか?

    王宮の中心に住んでいたのは、もちろん王族です。この人たちが王宮の主役でした。政治と行政を担当する高官たちは王宮の外に自分の屋敷を構えて王宮まで通ってきていましたし、実務を担当する下級の官吏たちも通常は王宮の外に住居をもっ…
  • 国王の結婚式は国中がお祭騒ぎになった!

    朝鮮王朝では、王室の結婚式のことを「国婚(クッコン)」と呼んでいました。この「国婚」には、王妃を迎える儀式、世子(セジャ/王の後継者)の妻を迎える儀式、王子が妻を迎える儀式、王の娘が嫁に行く儀式の4種類がありましたが、も…
  • なぜ景福宮(キョンボックン)は273年間も放置されたのか?

    景福宮(キョンボックン)は朝鮮王朝の建国当初から正宮だった。それほど重要な場所であったのに、1592年の豊臣軍の攻撃時に焼失してから、再建されずにずっと放置されたままだった。 [caption id="attachme…
  • 朝鮮王朝にはこんなにも王位継承をめぐる重大事件が多かった!

    朝鮮王朝の歴史で注目したいのは、歴代王の即位に至る経緯である。なぜそこにこだわるかといえば、王権の安定に決定的に影響していたからだ。もっとわかりやすくいえば、「正室から生まれたのか、側室から生まれたのか」「長男なのか、二…

特集記事

ページ上部へ戻る