〔仁粋(インス)大妃の命を縮めたのが孫の燕山君(ヨンサングン)だった〕

廃妃となってしまった

朝鮮王朝で嫁と姑の確執というと、9代王・成宗(ソンジョン)の実母の仁粋(インス)大妃と、成宗の正室であった尹(ユン)氏の2人が特に有名である。
仁粋大妃は、息子の嫁である尹氏を「育ちと性格が悪い」という理由で極端に嫌っていた。
実際、尹氏は側室から正室に昇格した女性であるにもかかわらず、自分が王妃になると、成宗の側室を呪い殺そうとしている。
そればかりではない。
自分でも感情を抑えることができず、成宗の顔を引っかいて傷を負わせるという失態もおかしている。
激怒した仁粋大妃は尹氏を廃妃にしようと動き、まんまと成功させた。王宮を追われた尹氏は実家に戻り、反省の日々を過ごした。
やがて成宗は、廃妃にしたのは気の毒だと思い、改心しているようならば王宮に戻してあげようと考えた。
そこで、使者を尹氏の実家に送った。
(ページ2に続く)

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