『華政』の主人公・貞明公主の歴史3「才能」

「華政」の意味

才能があるだけに、貞明公主はすばらしい書を残している。
「華政」
それが、貞明公主の有名な書の文字である。
「華やかな政治」という意味だ。ドラマ『華政』も、この文字をタイトルにしているのである。
彼女は幽閉中でも、決して人生を諦めなかった。普通の公主であれば、10代の前半で名家の御曹司と結婚するのが常だったが、貞明公主はそんな境遇ではなかった。結婚どころか、いつ光海君が刺客を送ってくるともかぎらなかったのだ。




そんな苦しい境遇の中でも、貞明公主は希望を捨てなかった。
「華政を実現できるときがきっと来る」
そんな思いで、苦しい監禁生活に耐えたのである。
(第4回に続く)

文=康 熙奉(カン ヒボン)

『華政』の主人公・貞明公主の歴史1「誕生」

『華政』の主人公・貞明公主の歴史2「悲劇」

『華政』の主人公・貞明公主の歴史4「歓喜」

『華政』の主人公・貞明公主の歴史5「復活」

『華政』の主人公・貞明公主の歴史6「結婚」




固定ページ:
1 2

3

関連記事

特集記事

ページ上部へ戻る