朝鮮王朝で仏教が抑圧されて何が起こったか?

肉食が一般化

特権階級から一気に没落したのが仏教の僧侶たちだった。彼らは低い身分に落とされ、気軽に出歩くこともはばかれる有様となった。
仏教寺院は市中から追放され、わずかに残った寺院が山中で細々と生きながらえる状況となった。
現在も韓国で仏教寺院の多くが山中にあるのは、この当時の名残である。
食生活も変わった。
なにしろ、肉食が一般化するようになった。高麗王朝時代は殺生を禁じる仏教が盛んだったので、朝鮮半島でも肉食が広く浸透しなかったが、仏教の衰退にともなって肉食が解禁となった。
今の韓国料理に肉のレパートリーが多いのも朝鮮王朝が儒教を重んじたことが大きく関係している。

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