堂々たる正宮の佇まい
再び景福宮は正宮に戻ったのですが、それからさらに125年後の1990年から本格的な復元工事が始まり、20年以上の歳月をかけて、現在の景福宮となりました。
正門の光化門(クァンファムン)は、まさに正宮の玄関口にふさわしい威容を持っています。その門をくぐって先に進めば、即位式などが行なわれた正殿の勤政殿(クンジョンジョン)に出ます。
さらにその奥は、王が執務をした思政殿(サジョンジョン)、王の寝室だった康寧殿(カンニョンジョン)、王妃が住んでいた交泰殿(キョテジョン)と続きます。
さらに、外交使節の迎賓館としても使われた慶会楼(キョンフェル)。その景観がとても素晴らしいです。
文=康 熙奉(カン ヒボン)