トンイと張禧嬪(チャン・ヒビン)のライバル物語5「真相は闇」

意外だった粛宗の態度

淑嬪・崔氏のほうに張禧嬪を排除したくなる明確な理由があります。
確かに呪詛物はあったのでしょうが、誰が埋めたかわからないのです。淑嬪・崔氏が埋めて自ら告発するというのも、ありえない話ではありません。
奇妙なことに、粛宗は張禧嬪を自害させる前の日に新しい法律を発令しました。「今後一切、側室から王妃に昇格させない」というものです。なんのために、こんな法律を作ったのでしょうか。
仁顕王后がすでに亡くなり、張禧嬪の死罪が決まれば、淑嬪・崔氏が空いた王妃の座に上がると思われても不思議はありません。そんな状況で粛宗は側室から王妃になれないようにしました。明らかに、新法の標的は淑嬪・崔氏なのです。




さらに、粛宗が新しい正室として仁元(イヌォン)王后を迎えたとき、淑嬪・崔氏を王宮の外に出してしまい、以後は一度も会った形跡がありません。仁顕王后と張禧嬪を失った粛宗がさらに淑嬪・崔氏を寵愛するかと思いきや、逆にすごく冷たくなったのです。
(ページ3に続く)

トンイと張禧嬪(チャン・ヒビン)のライバル物語1「世継ぎ」

張禧嬪(チャン・ヒビン)がついに王妃に成り上がった日!

「三大悪女」の中で実は悪女でなかったのが張禧嬪(チャン・ヒビン)?

朝鮮王朝三大悪女は誰なのか

「朝鮮王朝三大悪女」の中で誰が一番の悪女か?

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