王朝を揺るがせた大事件10「太祖の乱心」

兄弟同士の骨肉の争い

その決定に、芳遠は怒りを露わにした。父親である太祖は、芳遠から「後継者を変更してください」と言われるが、彼は変えようとはしなかった。
1398年、ついに兄弟同士の骨肉の争いが起こり、七男の芳蕃と八男の芳碩は、芳遠によって殺害されてしまう。これが「第一次王子の乱」だ。
それを知った太祖は、逆上して芳遠のことを罵ったが、朝鮮王朝建国の際に、大きな功績を残している彼を処罰することはなかった。




建国当初の朝鮮王朝で起きた骨肉の争い。もし、太祖が最初から芳果や芳遠を世子にしていれば、このような悲しいことは起こらなかっただろう。後継者を決めるときに神徳王后の言いなりになっているあたりを見ると、高麗軍として威化島回軍を決断した人物とは、とても思えない。

文=康 大地(コウ ダイチ)

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