淑嬪・崔氏(トンイ)/朝鮮王朝の美女物語3

仁顕王后への忠誠心

1681年、閔維重は仁顕王后が粛宗の正室として指名されると、淑嬪崔氏をお付きとして王宮に入れる。しかし、その8年後、張禧嬪(チャン・ヒビン)の策略で仁顕王后は王妃の身分を剥奪されてしまう。
そんなある日、夜中に宮中を散策していた粛宗は、熱心にお祈りをする淑嬪崔氏を見かける。「何を祈っているのか」と尋ねると、淑嬪崔氏は、不当な扱いを受けた仁顕王后のために祈っていると正直に告げる。
廃妃の決定を下した自分を悔いていた粛宗は、本心を語る淑嬪崔氏の姿に胸を打たれ、彼女を側室として迎える。
側室になった淑嬪崔氏は、張禧嬪から執拗な嫌がらせを受けるが、屈することなく真っ直ぐに生き続け、やがて仁顕王后も正室として復位することができた。




1701年、仁顕王后は亡くなるが、淑嬪崔氏は最後まで仁顕王后に尽くした。そんな彼女に育てられた息子の英祖(ヨンジョ)は、後に名君として成長した。

黄真伊(ファン・ジニ)/朝鮮王朝の美女物語1

敬恵(キョンヘ)王女/朝鮮王朝の美女物語2

張禧嬪(チャン・ヒビン)/朝鮮王朝の美女物語4

金万徳(キム・マンドク)/朝鮮王朝の美女物語5

トンイと張禧嬪(チャン・ヒビン)のライバル物語1「世継ぎ」

英祖(ヨンジョ)と思悼世子(サドセジャ)の悲劇1「老論派の陰謀」




固定ページ:
1

2

関連記事

特集記事

ページ上部へ戻る