仁祖(インジョ)が貞明公主(チョンミョンコンジュ)を標的にした!

功臣の重要な一言のおかげ

張維は、仁祖の二男だった鳳林(ポンニム/後の17代王・孝宗〔ヒョジョン〕)の岳父である。つまり、妻(後の仁宣〔インソン〕王后)の父ということだ。
それ以上に張維の存在感がまさっていたのは、仁祖がクーデターを成功させたときの功臣であったからだ。
仁祖が即位するうえで、功績は本当に大きかった。
その張維が仁祖にきっぱりと言った。
「貞明公主に疑いをかけてはなりませぬ」
一度だけではない。張維は何度もそう主張した。
窮地に陥っていた貞明公主は、張維によって救われた。
しかし、仁祖があまりに呪詛を疑っているので、何ごともなかったかのように、すべてを不問にすることはできない。




やむなく、仁穆王后に付いていた女官の何人かが罪を問われて死罪になった。すべては、仁祖の疑い深い性格が招いたことだった。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

仁祖(インジョ)はなぜ光海君(クァンヘグン)に復讐したかったのか?

危機に陥ると何度も王宮から逃げ出していた仁祖!

仁祖(インジョ)と貞明公主(チョンミョンコンジュ)!確執の真相は?

悪夢の父子!仁祖(インジョ)と昭顕(ソヒョン)世子の確執




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