『ヘチ』でチョン・イルが演じた英祖の人生は波瀾万丈だった!

チョン・イルが主役を演じた時代劇『ヘチ 王座への道』が2月からNHK総合テレビで放送される。韓国時代劇が好きな人の間でも「とても面白い」という意見が多く寄せられている。





母は淑嬪・崔氏

『ヘチ』のキャッチフレーズは、「最も低いところから始まった一番輝かしい王位継承物語」だ。実際、『ヘチ』は低い身分の血を受け継いだ「歓迎されない王子」が朝鮮王朝の政治を改革するところを描いている。
主役のチョン・イルが演じたのが若き日の英祖(ヨンジョ)だ。
ドラマをもっと興味深く見るために、英祖の人生について紹介しておこう。
朝鮮王朝の21代王の英祖(ヨンジョ)は、1694年に生まれた。
父は19代王の粛宗(スクチョン)、母は側室の淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏だ(ドラマ『トンイ』の主人公)。異母兄は、粛宗と張禧嬪(チャン・ヒビン)の間に生まれた6歳上の景宗(キョンジョン)だった。
英祖は1704年、10歳のときに結婚した。
妻は後の貞聖(チョンソン)王后である。
1718年、英祖の母の淑嬪・崔氏が世を去った。




1719年、英祖の側室が長男の孝章(ヒョジャン)を産んだ(しかし、1728年に9歳で病死した)。
1720年に父の粛宗が亡くなった。父に代わって、異母兄の景宗(キョンジョン)が20代王として即位した。
1724年、景宗が在位わずか4年2カ月で亡くなった。彼には子供がいなかったので、英祖が21代王として即位した。30歳だった。
彼は各派閥から公平に人材を登用する政治を進めた。これは蕩平策(タンピョンチェク)と呼ばれ、英祖の治世を代表する政策の一つになった。
(ページ2に続く)

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