正祖を悩ませた恵慶宮と貞純王后!

暗黒の政治

1800年に正祖が亡くなったあとも恵慶宮は生き続けた。実家の名誉を回復させるために奔走し、1815年に80歳で世を去った。
一方、正祖が亡くなって息子の純祖(スンジョ)が10歳で即位したが、未成年なので貞純王后が代理で政治を仕切った。
彼女は正祖が進めた改革をすべてつぶしてしまい、正祖が登用した側近たちもことごとく追放した。




さらには、政敵が多いという理由でカトリック教の信者たちを大虐殺した。まさに、暗黒の政治を行なったのだ。
その末に、貞純王后は1805年に亡くなった。
享年は60歳だった。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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