2PMのテギョンが主演する『御史とジョイ伝』(原題)、ジュノが主演する『服の袖、赤い袖口』(原題)が秋以降に韓国で放送される。また、EXOのD.O.(ディオ)として知られるド・ギョンスが主演した『100日の郎君様』がテレビ東京系で9月29日からスタートする。『新版 知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物』(実業之日本社発行)の著者である康煕奉(カン・ヒボン)氏が歴史ドラマを解説してくれた。
背景は朝鮮王朝
K-POPのスターが主演する韓国時代劇が話題になっている。
まず、テギョンは『御史とジョイ伝』で主人公のライアンを演じる。彼は、官僚でありながら食堂を開きたいというユニークな男だ。ところが、夫と離婚してしまった自由奔放なジョイと知り合って、不思議な世界を体験していく。
ヒロインのジョイに扮するのはキム・ヘユン。彼女が風変わりな官僚を演じるテギョンとどのように呼吸を合わせていくのか。ドラマでは、テギョンの新しい風を起こす主人公を堪能できるだろう。
一方、ジュノが主演する『服の袖、赤い袖口』では、国王と女官の許されざる愛が描かれていく。主役のジュノが演じるのはイ・サンこと22代王・正祖(チョンジョ)だ。
このように、ジュノが名君を演じることになって本当に興味深い。
共演はイ・セヨンで、彼女が女官のソン・ドクイムを演じている。いずれにしても、ジュノが演じる宮廷劇は波乱万丈の展開で視聴者を大いに楽しませてくれるだろう。
また、ド・ギョンスが主演した『100日の郎君様』も朝鮮王朝を舞台にしており、主人公となる世子(セジャ)が恐ろしき悪徳高官と対決していく痛快な時代劇だ。
特に注目なのが、ド・ギョンスの演技だ。彼は命を狙われて記憶喪失になり、いっときは農民に生まれ変わる。そんな設定から復活していく主人公をド・ギョンスが多彩に演じていて、とても面白い。
このように話題となっているドラマの時代背景は朝鮮王朝だ。ドラマをもっと面白く見るためには、朝鮮王朝のことを少しでも知っておけば、さらに効果的である。
そこで、『新版 知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物』(著者・康煕奉〔カン・ヒボン〕/実業之日本社発行)を紹介したい。同書では、朝鮮王朝の歴史・人物・暮らし・制度がわかりやすく解説されている。しかも、各ドラマの時代背景となる歴史知識も詳しく説明されている。新しい時代劇を見る際の手引書として大いに活用できる。
文=「チャレソ」編集部